医師と言う職業の魅力
7月 3rd, 2014医歯薬系の職業の中で、医師としてキャリアを積んで勤務医として出世の階段を昇ることを目指すのか、医院を開業して地元に密着した医師として成功することを目指すのか、業務に慣れて勤務年数を経てくると将来の設計図を描く上で迷うことがあるかと思います。特に、ライフイベントとして出産や育児がある女性医師は、医師として働いていく中で迷うことも多いでしょう。男性医師も女性医師も、サラリーマンが年を重ねて部長や役員をやりたいのか、起業して新たにトップになって会社を発展させるのか迷うのと、状況は似ているかも知れません。
安定性を考えれば勤務医として出世を目指す方が賢明でしょう。また大学病院や総合病院は常に先端医療を習得することもできますし、研修医や学生の指導を通じてマネージメントスキルを身に付けることもできます。しかし、ポスト争いは熾烈を極め人間の醜い面と直面することもあります。医師としての実力以外の工作がはびこり、余程人間的に神経のタフな人でなければ負けてしまう可能性があります。
勤務医のステータスは高く、社会的信用度もおそらくトップクラスだと思います。そのような点から見ても、医師というのは大変魅力的な職業です。開業医は、患者からの評判で実力や人間性が認められれば来院数も増えて、信用も収入も大きなものが期待できます。ホームドクターとして、地元の住民がひんぱんに訪れることになると思います。また、親の代から開業医を営んでいる場合には、息子の代になってさらに評判がよくなることも考えられます。
医歯薬系の職業の医師の世界もサラリーマンの世界も出世社会という点では同じようです。そのようなことを考えながら診察を受けると先生の苦労も垣間見えるかも知れません。